被災地の力になりたい 札幌平岡高軽音楽部 音響機材を寄贈

(06/12 15:16、06/13 17:08 更新)

機材を提供した札幌平岡高軽音楽部の部員たち

機材を提供した札幌平岡高軽音楽部の部員たち

 音楽を思う気持ちがつながった−。札幌平岡高校軽音楽部の部員たちが、東日本大震災の被害にあった宮城県の気仙沼向洋高校の軽音楽部に音響機材を贈った。平岡高校の部員たちが他校にも声をかけて、使っていた機材を用意。市内のボランティア団体「東日本大震災市民支援ネット・札幌」が運搬役を引き受けた。

 札幌平岡高軽音楽部(88人)では震災後、被災地にエールを送りたいと、自作の曲を録音してCDを作り被災地の高校など15カ所に送ってきた。

 活動の中で、気仙沼向洋高が津波で校舎が全壊、軽音楽部の機材がすべて流され部活を再開できない状況だと知った。同じ軽音楽活動をする高校生の力になりたいと、部員たちで話し合い、部費で購入して使用していたアンプとミキサーを提供することに。交流がある札幌東商業、札幌平岸両高の軽音楽部にも呼び掛け、キーボードとレコーディング機も集めた。

 運送手段に苦慮し、市民支援ネットに相談したところ、同ネットの小野有五代表(北大名誉教授)がちょうど被災地調査で現地入りするため協力を申し出た。小野代表は今月5日、気仙沼向洋高を訪れ機材を手渡した。小野代表によると「生徒たちはとても喜んで感謝していた」という。

 平岡高軽音楽部の市原淳一部長(3年)は「代々部活で使ってきた機材が被災地で活躍していると思うとうれしい」と喜んでいる。(片山由紀)